ホーム  >  診療科・部門一覧  >  検査部  >  基本情報

検査部


 「精度の高い検査結果の提供」

 

検査部では、医療チームの一員として治療のタイミングにあった信頼性のある生体情報を効果的に提供することを理念としています。栄養サポートチーム(NST)や感染制御チーム(ICT)といったチーム医療に参加しています。また、地震や火災などの大規模災害を想定し検査機器の固定や初動対応の訓練を定期的に行っています。その他に、エボラ出血熱などの1類感染症に対する検査体制の強化にも取り組んでいます。

当センター検査部は、医師2名、臨床検査技師42名、主事・技術員1名、臨時職員5名が在籍しており、検査第一課、検査第二課、検査第三課で構成されています。生体検査部門と検体検査部門にわかれており、生体検査は検査第一課、検体検査は検査第二課と検査第三課が担当しています。

検査第一課は、循環生理検査・呼吸筋生理検査・超音波検査・内視鏡検査・聴力検査(耳鼻咽喉科)・睡眠時無呼吸症候群検査および健康管理センターでの採血業務・心電図検査・超音波検査・聴力検査などの業務を担当しています。
検査第二課は、生化学検査・血清検査・緊急検査・輸血検査を担当しています。
検査第三課は、血液検査・一般検査・細菌検査・特殊検査(毒劇物)を担当しており、産婦人科部高度生殖医療の体外受精培養室の業務も担当しています。

それぞれの部門では有資格者がおり、業務の更なる向上に努めています。

認定技師取得状況 (2016.6.30現在)

日本超音波医学会
 
労働基準局
 
超音波検査士(消化器)
11名
衛生管理者
1名
超音波検査士(循環器)
7名
衛生工学衛生管理者
1名
超音波検査士(泌尿器)
2名
日本哺乳動物卵子学会
 
超音波検査士(体表臓器)
4名
生殖補助医療胚培養士 (JMOR)
2名
超音波検査士(健診)
1名
日本臨床微生物学会
 
日本臨床神経生理学会
 
感染制御認定臨床微生物検査技師
1名
脳波分野(EEG)認定技術師
1名
認定臨床微生物検査技師
1名
筋電図・神経伝導分野(EMG)認定技術師
1名
日本臨床検査医学会
 
日本心電学会
 
二級臨床検査士(微生物学)
1名
認定心電検査技師
2名
二級臨床検査士(血液学)
2名
日本聴覚医学会
 
緊急臨床検査士
2名
聴力検査技術(初級)(中級)
1名
認定血液検査技師制度協議会
 
厚生労働省
 
認定血液検査技師
2名
言語聴覚士
1名
和歌山県地域糖尿病療養指導士
認定委員会
 
管理栄養士
1名
和歌山県地域糖尿病療養指導士
3名
  日本臨床衛生検査技師会
 
日本赤十字社
 
認定認知症領域検査技師
1名
赤十字救急法救急員
1名
  日本救急検査技師認定機構
 
赤十字水上安全法救急員 Ⅰ・Ⅱ
1名
救急検査認定技師
1名
   

一般検査室

検尿・便ヘモグロビン・寄生虫などの検査を行います。

 

 

 

 

全自動尿分析装置
(US-3500)
 
全自動尿中有形成分分析装置
(UF-1000i)
尿沈渣:赤血球円柱

中に蛋白や糖、ケトン体などが異常にでていないか、また、尿潜血や白血球の有無について尿試験紙を用いて化学的に検出しています。腎臓や肝臓の障害、糖尿病、尿路出血や感染症などのスクリーニング検査です。

フローサイトメトリー法という原理を用いて、尿中に存在する肉眼では見えない赤血球や白血球、細菌などを機械的にカウントしています。

医師から依頼のある場合や、尿定性検査・尿中有形成分分析の結果から必要と考えられる場合は、顕微鏡で尿中有形成分の細かな分類を行います。

 

 

便ヘモグロビン検査用の便の取り方

便の表面を4~5箇所軽くこすり、ブラシ全体が埋まるくらいを採り容器にもどします。提出されるまでは冷所(冷蔵庫など)に保存してください。

 便潜血分析装置

(FOBIT WAKO)

 

便ヘモグロビンは、糞便中に潜んでいる微量の赤血球(ヘモグロビンを含む)の有無を検出する検査です。免疫学的な手法を用いてヒトのヘモグロビンを特異的に検出しています。大腸がんのスクリーニング検査などとして有用です。


生理検査室 (本館4階)

生理検査室受付


検査予約のある方は、こちらで受付をお願いします。


心電図/負荷心電図  所要時間 5~15分

心電計 ECG-1550 カルジオファックスV(4台)

(電極装着風景) (負荷中) (心電図波形)
 

両手首、両足首、胸部に電極を付けて検査を行います。
心臓が発する微量の電気から不整脈、心筋梗塞、狭心症、心臓肥大、心筋症などを調べます。

※手首、足首を出しやすい服装でお越しください。ストッキングやタイツ着用の際は検査時に脱衣の必要があります。
また、胸を出しやすい服装でお越しください。

 

 

ホルター心電図  所要時間 10分

長時間心電図記録器 RAC3103 カーディオメモリ


(機器装着風景) (機器装着後)
   

携帯用の心電計を装着し、日常生活時(約24時間)の心電図を記録します。不整脈や狭心症などの精査や、ペースメーカーの機能評価に用いられます。
 

※心電計を装着した翌日に機器を外しに来院していただく必要があります。 



トレッドミル心電図  所要時間 20分

負荷心電図検査関連装置 TREDMILL MAT-2110

(電極装着風景) (検査風景)



ベルトコンベアの上を歩きながら行う心電図検査です。運動中の心電図の変化・不整脈・血圧の変化をみて、安静時にはわからない狭心症や不整脈などを調べます。


※検査当日は動きやすい服装でお越しください。

 

 

簡易肺機能  所要時間 5~10分

スーパースパイロ DISCOM-21FXⅡ (2台)

(検査風景)
 
(努力肺活量)
(左)正常波形 (右)COPDパターン



技師の合図に従って大きく息を吸ったり吐いたり、あるいは勢いよく息を吐いたりといった呼吸をします。肺活量や肺・気管支の状態を調べます。肺気腫、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎などの診断に有用です。


※正確な検査結果が得られるよう、できる限りの大きな息をしていただいて検査を行います。ご協力をお願いいたします。

 

 

特殊肺機能  所要時間 30分

呼吸機能検査装置 CHESTAC-8900

 
(検査風景) (クロージングボリューム) (肺拡散能力DLCO)

簡易肺機能検査の他に、検査用の特殊なガスを吸ったり吐いたりして肺の中の残気量や体内へのガスの取り込み状態を検査し、肺の機能を詳しく調べます。

※検査直前の食事は避けてお越しください。
喫煙により検査に影響を与えることがありますので、24時間前からの禁煙をお願いいたします。

 

 

呼吸抵抗 所要時間 10分

総合呼吸抵抗測定装置 MostGraph-01

(検査風景)

(正常波形)

(異常波形)

 

機械から出される振動する空気を口に受けながら呼吸をして、気道における空気の通りにくさ(抵抗)を調べます。主に気管支喘息の診断や治療効果の判定に用います。

PWV/ABI (脈波伝播速度、足関節/上腕血圧比)  所要時間 15分

血圧脈波検査装置 BP-203RPEⅢ form

   (検査風景)


両上腕・両足首における血圧と脈の伝わる速さを測定します。動脈硬化や血管の狭窄・閉塞などを調べます。

 

※手足や体を締め付ける下着や服は避けてください。
透析を受けている方でシャントがある場合は検査前に申し出てください。

 

 

脳波  所要時間 40~60分

脳波計 EEG 1224 ニューロファックス

(検査風景)
(正常脳波)


頭皮に約20個の電極を付けて脳から発生する微弱な電流を記録します。てんかん、脳腫瘍、意識障害など脳の機能の異常を調べます。

 

※前日はしっかり洗髪を行い、検査当日は整髪料などをご使用にならないようにお願いいたします。

 

 

超音波検査(エコー検査)

超音波診断システム
Aplio ARTIDA/Aplio SSA770A/ACUSON Sequoia C256/Xario/Aplio 400/Nemio 20

超音波検査とは、人間の耳には聞こえない高い周波数の音を用いて行う検査です。放射線の被ばくの心配がないため、妊娠中の方や子供でも繰り返しできる安全な検査です。超音波は検査機器と体の表面との間に隙間(空気)が存在することで伝わりにくくなります。この隙間を埋めるために検査時には専用のゼリーを体の表面に塗った状態で検査を行います。

超音波・心臓  所要時間 20分

 
 

左室拡張期  左室収縮期

 


心臓の大きさや動き、弁の状態、血液の流れなどを調べます。心臓の機能や心肥大、心筋梗塞、心臓弁膜症などの異常を調べます。


※検査は上半身の服を脱ぎ、ベッド上で行います。上下の分かれる服装でお越しください。

 

 

超音波・腹部  所要時間 20分

 

     
 

腹部の臓器の状態を調べる検査です。主に肝臓、すい臓、腎臓、脾臓、胆のうなどを対象とし、腫瘍、ポリープ、結石などを調べます。


※検査は絶食で行います。服装はお腹の開きやすい上下の分かれる服装でお越しください。

 

 

超音波・頸動脈  所要時間 20分


頚動脈は脳に血液を送っている血管です。検査では血管内膜の厚さにより動脈硬化の程度を推測し、血管の狭窄や脳梗塞の原因となる血栓(プラーク)の存在を調べます。


※首のところを広く開け、ベッドに仰向けに寝ていただきます。首の詰まった服はなるべく避けるようにしてください。

 

 

超音波・甲状腺、上皮小体  所要時間 20分


のどの表面近くにある甲状腺の大きさや、腫瘤の有無、リンパ節や副甲状腺(上皮小体)が腫れていないかを調べます。

 

※首のところを広く開けベッドに仰向けに寝ていただきます。首の詰まった服はなるべく避けるようにしてください。

 

 

超音波・下肢静脈  所要時間 40分


足の腫れや痛みの原因となる、静脈の血栓や静脈瘤を調べます。

 

※足の付け根から足先までを検査します。検査時にはズボンや靴下などを脱いでいただく必要があります。

 

 

超音波・乳腺 所要時間 20分

乳房の組織の構造をみる検査で乳腺症や腫瘍などがないか調べます。
脇やリンパ節の観察もします。

 

※上半身の服を脱いでベッドに仰向けに寝ていただきます。
上下の分かれる服装でお越しください。


神経生理学的検査

誘発電位・筋電図検査装置MEB-2208/筋電計 キーポイント

NCS (神経伝導検査)  所要時間 30分

手足のしびれなど末梢神経障害について調べます。
運動神経や感覚神経に対して皮膚上から電気刺激を行い、神経障害の部位や重症度を判別します。

 

※電気刺激を与える際に痛みを感じることがありますが、身体には影響ありません。

 

 

ABR (聴性脳幹反応)  所要時間 30分

ヘッドホンから出される音を聞くことで聴覚を刺激します。この刺激によって得られる脳波を記録します。難聴や脳幹障害の診断に用いられる検査です。

VEP (視覚誘発電位)  所要時間 30分

ゴーグルまたはテレビに映る映像を見ることで得られる脳波を記録します。視神経など視覚伝導路の働きを調べる検査です。

SEP (体性感覚誘発電位)  所要時間 30~60分

手首または足首を電気で刺激し、刺激部位から大脳皮質までに障害がないか調べます。

 

※電気刺激を与える際に痛みを感じることがありますが、身体には影響ありません。

 

 

PSG検査 (終夜睡眠ポリソムノグラフィ検査)  所要時間 2泊3日(入院)

フクダ Somno Trac Pro

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因や重症度を調べる検査です。頭、顔、鼻、手、からだなどにセンサーを装着して、睡眠中の呼吸の状態や脳波、血中酸素濃度などを測定します。

聴力検査 (本館3階)

オージオメータ AA-79S/インピーダンスオージオメータ RS-22/耳管機能検査装置 JK-05A/耳音響放射検査装置 ILO29/筋電図・誘発電位検査装置 MEB-9404 ニューロパックS1/耳音響放射測定機能付聴覚誘発反応測定装置 ナビゲータプロシステムⅡ/新生児聴覚スクリーニング装置 DA−PLUS2/誘発反応検査装置 Audera

(聴力検査)

 

(耳音響放射検査)

 

聴力検査には難聴があるかどうか、難聴の程度を調べる純音聴力検査、難聴の原因(障害部位)を調べるティンパノメトリー、耳管機能、耳音響放射検査、自記オージオ検査、語音聴力検査などを行います。
また、脳波を利用した聴力検査(ABR、ASSR)も実施しており、乳幼児などで応答による聴力検査が困難なとき、および中枢性難聴の診断などに有用です。

 

※どのくらい小さな音まで聞こえるかを調べる検査であるため、防音室で行います。閉所恐怖症の方は申し出てください。
脳波を使った聴力検査は体を動かさないようにする必要があるため、乳幼児の場合、薬を使用して睡眠中に検査を行います。

 

 

めまい 平衡感覚検査 (本館3階)

平衡機能検査機器 エアーカロリック装置 FAC-700/重心動揺計 グラビコーダ GS-3000/眼球運動検査装置 ニスタモ21

 

めまい、ふらつきの原因を調べるための検査で、身体の平衡維持に働く機能を調べる重心動揺検査、頭の揺れを察知したときに起こる前庭動眼反射による眼球の動きを調べる検査、左右の耳に冷・温風を入れてめまいを誘発させるカロリック検査、また最近新たな前庭機能検査として普及してきた前庭誘発筋電図検査(VEMP)などの検査を行い、障害の部位や程度を調べます。

 

※特殊なカメラによって眼球の動きを記録するため、目元の過度なメイクは控えてください。
前庭誘発筋電図は頸部に電極をつけるため、首元の隠れた服装は避けてお越しください。

 

 

顔面神経検査 (本館3階)

筋電図・誘発電位検査装置 MEB-9404 ニューロパックS1/インピーダンスオージオメータ RS-22/電気味覚計 TR-06/味覚検査用試薬 テーストディスク

(誘発筋電図)

(アブミ骨筋反射)

 

顔の半分、あるいは一部分が思うように動かせなくなる(顔面神経麻痺)の障害の程度や回復の正確な評価のためにアブミ骨筋反射(SR)、味覚検査(電気味覚、ろ紙ディスク法による味覚定量検査)、誘発筋電図(ENoG、NET)、流涙検査などを行います。


※一度に左記の検査を行うことが多いため、検査に時間がかかります。

 

 

鼻腔通気度検査 (本館3階)

鼻腔通気度計 NR6 EXECUTIVE


鼻腔における任意の部位の容積を測定する音響鼻腔通気と抵抗値から鼻腔の通気性を評価する鼻腔通気度検査を行います。

新生児聴覚スクリーニング (本館3階)

筋電図・誘発電位検査装置 MEB-9404 ニューロパックS1/生児聴覚スクリーニング装置 DA−PLUS2

    (新生児聴覚スクリーニング装置)


当センター聴力検査室では、自動ABRと耳音響放射(OAE)両方の検査を用いてスクリーニングを行っています。


※2つの検査を同時に行うため、検査時には授乳などで寝かしつけてから検査を行います。

体外受精培養室(産婦人科部高度生殖医療)

産婦人科部における不妊外来では、一般不妊治療のタイミング療法や人工授精から高度生殖医療である体外受精や顕微授精まで幅広い治療が行われています。体外受精培養室では臨床検査技師2名(1名は生殖補助医療胚培養士)が胚培養士として精子や卵子、胚(受精卵)を取り扱っています。その他には、必要に応じて培養士から患者さんに胚の説明を行なっています。

体外受精・顕微授精の流れ


① 排卵誘発:卵巣内で卵子を育てるため、通院により排卵誘発剤の投与(注射や内服)を行います。

② 採卵:卵巣内の卵胞(卵子の入った袋)から卵胞液を採取し、その中にある卵子を顕微鏡下にて探します。

 



クリーンベンチ(清潔に保たれた作業台)の中で、採取された卵胞中から卵子を探します。


(実体顕微鏡付きインテバイオステーション)

③ 受精:受精方法は2種類あります。
1) 体外受精(卵子に運動精子をふりかけ、自然に受精するのを待つ方法)
2) 顕微授精(細い針を使い、顕微鏡で見ながら卵子1個に1匹の精子を注入する方法)



顕微鏡で見ながら1個の卵子に1匹の精子を注入します。


(倒立型リサーチ顕微鏡、マイクロマニピュレーター、空圧インジェクター)

④ 培養:受精を確認後、胚は培養器の中で2〜5日間培養します。



1人の患者さんにつき1台の培養器を使用します。


(パーソナルマルチガスインキュベーター、デスクトップインキュベーター K-System)

⑤ 移植:培養後の胚はチューブを使って子宮内に戻します。

検体検査室(血液検査)

多項目自動血球分析装置
(XE-5000)

 
 

白血球・赤血球・血小板などを測定し、さらに白血球を好中球やリンパ球などに自動的に分類します。貧血や感染などの有無がわかります。自動で分類できない場合は、標本を作製し、検査技師が顕微鏡で直接観察して分類します。

全自動血液凝固線溶測定装置
(STA-R evolution)

血液が固まる機能などを検査します。ワーファリンなどの血液を固まりにくくする薬を服用されている方の薬の効き具合などがわかります。

全自動細胞解析装置
(Cytomics FC500)

細胞を1個ずつ、光を用いて大きさや特徴などを短時間で多量に解析します。免疫を担当するリンパ球や造血幹細胞を検査します。

 

検体検査室(生化学検査)

 

生化学自動分析装置
(Bio Majesty BM2250)
 

血清(血液が固まった時に上澄みとしてできる淡黄色の液体成分)や尿に含まれているナトリウムやカリウムなどの電解質、コレステロールなどの脂質、蛋白質、酵素などを検査します。これらを検査することで、肝機能・腎機能・脂質代謝機能などの状態が評価されます。

赤血球沈降速度測定装置
(Quick eye)
 

血液が固まらないようにする薬剤と混和した血液を装置にセットし、赤血球が1時間に何mm沈んだかを測定します。主に炎症をともなう病気の有無や程度がわかります。
 

 

グリコヘモグロビン分析装置
(ADAMS A1c HA-8181)
 グルコース分析装置
(ADAMSグルコース GA-1171)

糖尿病項目自動分析装置
(DM-JACK EX)
 
 

 
 

血糖値やヘモグロビンA1cを検査します。食事などに影響を受ける血糖値に対し、ヘモグロビンA1cは過去1~2カ月間の血糖状態を反映するため、糖尿病のコントロールや評価に利用します。

検体検査室(血清検査)

全自動化学発光酵素免疫測定システム
(ルミパルスPrestoⅡ)

主にB型肝炎・C型肝炎をはじめとする感染症に関連する検査や、抗サイログロブリン抗体(TgAb)、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb)などを検査しています。TgAbやTPOAbは橋本病・バセドウ病などの自己免疫性甲状腺疾患の診断に用いられます。

自動化学発光酵素免疫分析装置
(SphereLight Wako)

腫瘍マーカー(AFPやCEA、CA19-9、PSAなど)、インスリン、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、FT3、FT4などを検査します。TSH、FT3、FT4は甲状腺機能の亢進や低下などを反映します。

 

 

 
生化学自動分析装置
(Bio Majesty BM6050)


免疫機能の担い手である免疫グロブリン(IgG、IgMなど)や補体(C3、C4)、リウマチ性疾患に関する項目、アレルギー性疾患の指標となるIgE、間質性肺炎の診断に有用なKL-6などを測定します。また血中薬物濃度の測定も行っています。
全自動エンザイムイムノアッセイ装置
(AIA-2000)


心疾患関連マーカーである脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、心筋トロポニンI、ミオグロビンの測定や妊娠の診断に有用なヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、不妊症治療のモニタリングに必要な黄体形成ホルモン(LH)、エストラジオール(E2)などを測定します。
 
 
エンドトキシン測定機器
(トキシノメーター MT-358)
 
 

各種微生物の細胞壁成分であるβ-D-グルカンやエンドトキシンを測定します。これらの検査は深在性真菌症の診断や細菌による敗血症の診断に有用です。

輸血検査室

輸血システム(BTD)による輸血管理を行い、輸血自動分析装置オートビューを使用して、血液型、不規則抗体検査、交差適合試験などを24時間体制で行っています。日々、血液製剤の有効利用に努め、より安全かつ迅速な輸血検査業務を目指しています。

 

              全自動輸血検査システム
  (オーソ オートビュー (Innova))

血液型判定、輸血の際に必要な交差適合試験(クロスマッチ)、
不規則抗体検査などを行います。

 

細菌検査室

一般細菌検査、抗酸菌検査、特殊検査を行っています。

塗抹検査

検査材料(痰・尿・膿など)をスライドガラスに塗り、染色をします。

作製した標本を顕微鏡で観察し、菌体の色や形から感染の原因となっている菌を推定します。


培養検査、菌種同定・薬剤感受性検査

検査材料を培地に塗り、ふらん器内で24時間培養します。生育した菌は直径1~5mm程度の細菌集落(コロニー)を形成します。形成されたコロニー性状(色、大きさなど)から病原菌を選別し、菌名を特定します。また、その菌に対してどのような抗生剤が効くのかを同時に検査します。

 

菌種同定・薬剤感受性装置

血液培養装置

 

検査材料(痰・尿・膿など)から発育した菌の特徴に基づいて病原菌を特定し、その菌に対してどのような抗生剤が効くのかを検査します。

 

感染を起こす菌が血液中に侵入していないかどうかを調べる検査です。専用のボトルに血液を採取し、装置にセットして5日間培養後に判定します。

特殊検査室

高速液体クロマトグラフ
(HPLC)
 
蛍光Ⅹ線分析装置
(SEA1200VX)
 
睡眠剤や抗うつ剤などの薬物や殺虫剤などの農薬を検出する機器です。
ヒ素や水銀などの金属元素を検出する機器です。

 

検体検査室(緊急検査)

緊急検査は救急医療、診療の効率化のため365日24時間体制で対応しています。

検査項目は血液ガス分析(pH、血液ガス、電解質、代謝項目、オキシメトリー)5項目、血液検査(血球算定、白血球5分類、網赤血球数)3項目、生化学検査(蛋白質、酵素、電解質、血糖など)27項目、凝固線溶検査(PT、Dダイマーなど)5項目、髄液検査(細胞数とその分類、糖、蛋白)3項目、尿一般検査(蛋白、糖、白血球など)8項目、感染症検査(HBs抗原、HCV抗体、TP抗体、HIV抗原抗体)4項目、心疾患関連項目(トロポニンI、ミオグロビン、BNP)3項目、妊娠検査(尿中hCG)などの検査を行っており、大部分の検査項目については検体到着後30分以内で結果を報告することが可能です。

    血液ガス分析システム
      (ABL825)

         

採血管準備室

 

自動採血管準備装置

 

(BC-ROBO-787)

 
 

翌日に採血予定がある入院患者さんの採血用スピッツを、1人分が1袋になるように個別包装して準備しています。

精度管理

院内における日常検査の内部精度管理と日本臨床検査技師会主催(平成26年度施設総合評価 A・B評価が98.7%)および和歌山県臨床検査技師会主催の外部精度管理調査に参加しています。
定期的(月1回)に臨床検査精度管理委員会を開催し、精度向上に努めています。 

作成日:2015.3.18
最終更新日:2016.7.12
検査部HP責任者:検査部長 湯月洋介
技師長 宮木康夫
担当 水谷陽介


スタッフ紹介

医師

湯月 洋介 (ゆづき ようすけ)

役職 部長
卒業年 昭和55年
専門分野 循環器全般 不整脈
資格 日本内科学会認定内科専門医
循環器学会専門医

岡本 大輔 (おかもと たいすけ)

役職 副部長
卒業年 平成5年
専門分野 食道、消化器外科
腹部救急外科
資格 日本外科学会指導医
日本消化器外科学会指導医


検査部