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整形外科


当科について

ご案内

場所

西館1階

受付時間

新患:8時〜11時30分まで
再来:8時〜11時30分まで

手術
手術は月曜日から金曜日まで毎日行ないます。
救急患者や予定外の患者の手術は休日を含め曜日を問わず行っています。
検査
水曜日と金曜日の午後から造影検査や神経根ブロックを行っています。
施設認定
日本整形外科学会認定医療制度研修施設

特色

チーム医療
治療は決して一人の医師でできるものではありません。予定の手術はリハビリテーション科が術前から参加して術式や問題点について検討し、緊急手術は複数の医師で対応しています。入院患者は、週に一度全医師、看護師長、理学療法士、作業療法士が集まって回診をしています。
医療連携の推進
機能分化と連携の推進による地域完結型医療を実践しています。当科で手術を受けた患者さんの約3割は、術後のリハビリテーションを転院して受けていただいています。その中で、2006年から始めた連携パスを用いた大腿骨近位部骨折患者の転院治療は1,000例を超えています。
インフォームドコンセントの充実
整形外科の多くの治療は、よりよい機能の回復を目指し患者さんとの十分な話し合いによって成立するものです。個人の全身的問題、生活環境、社会的立場などを考慮して治療方針を決定します。
高度医療の推進
先進的医療で良いと考えられる治療を積極的に取り入れるよう努力しています。
さらに、特殊な治療や難しい症例の治療は、関連大学や他病院からの専門家を招聘して安全を担保しつつ高度医療を推進しています。
救急医療の充実
外傷外科の多くは当科が担当しています。開放創や小児の骨折は当日緊急手術を行っています。当科の手術の内、外傷は半数近くを占めていて、外傷外科は整形外科の主要な分野と認識しています。

患者さんへ

健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年の差がありますが、誰もが最後まで、健康でいきいきとした生活を送りたいと願っています。

自立度の低下や寝たきり、つまり要支援・要介護状態は健康寿命の最大の敵です。そしてその要因の第1位は「運動器の障害」です。

整形外科は、運動器の障害を治療する科です。運動器の範囲は広く、胸部、腹部を除いて首からつま先までで、臓器としては骨、関節、靭帯、脊椎、神経、筋・腱などが挙げられます。整形外科の病気には生命を左右する病気は少ないのですが、運動器の障害は生活の質を著しく低下させます。たとえば、下肢に痛みや麻痺が生じれば起立、歩行が困難になり、上肢に機能障害が生じれば食事、書字、衣服の着脱など日常生活に支障を来します。骨粗鬆症に起因する骨折の増加は高齢者に多く寝たきりの原因として大きな社会問題となっています。寝たきりにならないためには、外科的治療によって早期に運動機能を回復させることが肝要です。麻痺や痛みを来す脊椎・脊髄の病気には、手術によって劇的に改善する疾患が多くあります。変形性関節症やリウマチなどの関節の病気は、人工関節置換術を行うことによって慢性的な痛みから解放され、健康寿命を長くすることができます。
運動器の疾患は高齢者だけではありません。先天性股関節脱臼や内反足などの先天性疾患、骨や四肢軟部に発生する腫瘍、交通事故や労働災害による四肢、脊椎の外傷も整形外科で治療します。スポーツ障害は少年期から壮年期にかけて多く発生します。最近では高齢者のスポーツ活動が盛んになりつつあり、脊椎の手術や人工関節の手術を受けてスポーツを楽しんでおられる方も増えてきています。
若年者から高齢者まで、四肢の痛みや運動障害でお悩みの方は仕方ないとあきらめずに是非整形外科へいらして下さい。

地域の先生方へ

超高齢社会を迎え、中高年者の社会参加や余暇の過ごし方などについて多くの提案がなされています。しかし、実際には整形外科で入院・手術が必要となる運動器疾患は50歳以降急増しています。疾患としては骨粗鬆症に起因する脊椎の骨折や大腿骨近位部骨折、加齢的変化に関連する脊柱管狭窄症、関節軟骨の変性による変形性関節症などがあります。これらの骨折や疾病はいずれも人の起立や移動を困難にし、QOL、生活活動に影響します。介護を必要とする人は現在450万人を超えていて、その内運動器の疾患が全体の約25%を占めています。
当科は、外傷と慢性疾患を整形外科の二つの大きな柱と考えています。当科で行っている手術の半数以上は外傷で、そのためにいつでも緊急手術ができる体制をとっています。解放創は勿論のこと小児の骨折も緊急で対応しています。高齢者に多い大腿骨近位部骨折は年間200件近くありますが、可能な限り2日以内での手術を心がけています。慢性疾患には、脊椎、関節疾患があり、多くの患者は痛みを主訴とします。慢性疾患は基本的に待機手術になりますが、脊椎疾患で痛みの強い患者や麻痺を伴う患者は1週間以内に手術を行うことが可能です。人工関節置換術を含めた関節手術も初診から1ヶ月ほどで手術ができますので、社会生活に支障をきたしている患者のご紹介をお待ちしています。
当院は高度急性期病院の機能を目指しており、整形外科としても基本的には一般の病院では困難な手術を行う使命があると認識しています。その実現のために地域医療機関との連携を大切にしています。地域から手術依頼の紹介を受け、手術が終了した患者の約3割以上が転院してリハビリを継続しています。時には転院後、経過が思わしくなく再入院するケースもありますが、皆様のご理解とご協力があって地域完結型医療が成り立っているものと感謝しています。
地域の医療関係者からの信頼が得られるよう運動器疾患のより良い機能回復を目指しますので、今後ともご支援宜しくお願いします。


スタッフ紹介

医師

百名 克文 (ひゃくな かつふみ)

役職 副院長 部長(兼)
卒業年 昭和54年
専門分野 脊椎外科、人工関節(股、膝)、関節外科
資格 医学博士
京都大学医学部臨床教授
関西医科大学臨床教授
中部日本整形災害外科学会評議員
和歌山整形外科医会副会長
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病認定医
日本脊椎脊髄病学会指導医
日本骨粗鬆症学会認定医

玉置 康之 (たまき やすゆき)

役職 副部長
卒業年 平成4年
専門分野 脊椎外科、外傷、上肢の外科
資格 日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病認定医
日本整形外科学会リウマチ認定医
日本整形外科学会スポーツ認定医
日本脊椎脊髄病学会指導医

田中 康之 (たなか やすゆき)

役職 副部長
卒業年 平成7年
専門分野 上肢の外科、外傷
資格 日本整形外科学会専門医・指導医

川井 康嗣 (かわい やすつぐ)

役職 副部長
卒業年 平成14年
専門分野 股関節外科、人工股関節
資格 日本整形外科学会専門医
日本抗加齢学会専門医
日本整形外科学会リウマチ専門医
日本整形外科学会スポーツ認定医
日本整形外科学会運動器リハビリテーション認定医
日本骨粗鬆症学会認定医

打越 顯 (うちこし あきら)

役職 医師
卒業年  平成16年
専門分野 整形外科一般、脊椎外科
資格  

梅本 啓央 (うめもと あきお)

役職 医師
卒業年 平成25年
専門分野 整形外科一般
資格  

小椋 隆宏 (こむく たかひろ)

役職 医師
卒業年 平成25年
専門分野 整形外科一般
資格  

阿部 健吾 (あべ けんご)

役職 医師
卒業年 平成25年
専門分野 整形外科一般
資格  

松永 一宏 (まつなが かずひろ)

役職 医師
卒業年 平成26年
専門分野 整形外科一般
資格  

畑田 怜祐 (はただ りょうすけ)

役職 医師
卒業年 平成26年
専門分野 整形外科一般
資格  

池﨑 龍仁 (いけざき たつひと)

役職 医師
卒業年 平成27年
専門分野 整形外科一般
資格  

井上 悟史 (いのうえ さとし)

役職 嘱託
卒業年 平成14年
専門分野 肩関節、スポーツ
資格 日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会スポーツ認定医、リウマチ認定医、運動リハビリテーション認定医
NSCA CSCS
日本医師会スポーツ医
日体協スポーツドクター
 

丸山 征爾 (まるやま せいじ)

役職 嘱託
卒業年 平成19年
専門分野 整形外科一般・スポーツ
資格 日本整形外科学会専門医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本整形外科学会運動器リハビリテーション認定医
日本医師会認定スポーツ医

疾患・治療

当科で行なっている主な治療

人工関節

人工関節の設置位置をコンピューターで作成し、手術に応用するナビゲーション手術を行っています。2015年には、個々人の股関節の形態に合わせて設置位置をシュミレーションできる手技を導入し、より良い股関節機能の獲得が可能になりました。股、膝とも筋肉を温存する最小侵襲手技を行うことで、術後のリハビリを含めて3週間程度の入院期間となっています。

関節外科

人工関節以外の関節疾患は肩と膝を中心に、その多くを関節鏡(内視鏡)で治療しています。肩の痛みや運動障害を来す腱板断裂、外傷に続発する反復性肩関節脱臼、膝の半月板損傷や靱帯損傷に対して関節切開を行わない低侵襲治療が可能です。

脊椎外科

頸椎から腰椎まで運動麻痺、痛みを訴える患者さんに対して手術を行っています。脊髄や神経に対する操作は前例手術用顕微鏡を使用し、安全性の高い手術を実践しています。脊椎外科においても骨、関節を温存する低侵襲手術を導入しており、術後数日での退院も可能です。不安定性のある脊椎に対しては必要に応じて金属による内固定術を行います。難易度の高い手術ですが、この手技においてもナビゲーションシステムを活用して安全な手術を行っています。

手の外科

手の外科は腱縫合や神経縫合、また切断指に対する再接着術が可能で、脊椎外科同様顕微鏡視下に手術を行っています。慢性疾患では、リウマチ手の再建手術、手指関節の変形、末梢神経障害、その他特殊な病態に対してもより良い機能を回復すべく手術を行なっています。

骨折・外傷

外傷外科は整形外科で大きな比重を占めており、多発外傷、骨盤骨折も他科と連携して積極的に受け入れています。近年、高齢化社会が進み全身合併症を有する患者さんの手術が増加していますが、総合病院である医療センターでは、専門家による全身管理が可能で他院からの手術依頼を数多く受け入れています。骨折治療の進歩には目覚ましいものがあります。洗練された外科的治療により早期離床、より良い機能回復が可能になりました。

腫瘍外科

整形外科領域の悪性腫瘍は、数が極めて少なく一般病院では特殊名治療の部類に入ります。当科では京都大学の腫瘍グループを密に連絡を取りながら、極力患肢温存に努めています。

スポーツ・膝・肩

スポーツ障害や膝・肩の障害は、運動装具療法を十分に行います。手術が必要な膝の靭帯損傷や半月板損傷、肩の腱板断裂は関節鏡による低侵襲手術が可能です。

小児整形外科

先天性股関節脱臼、内反足はその発生数が減少してきています。股関節脱臼は、エコーやMRIで3次元敵に評価して牽引療法を行っています。手術が必要な場合は、内反足を含め専門家の協力を仰いでいます。