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神経内科


当科について

ご案内

場所

西館1F

受付時間

新患:8時〜11時30分まで
再来:8時〜11時30分まで

特色

 当センターは「高度医療の提供」「救急医療への対応」「地域の病院・診療所との連携」という3つの大きな役割を担っていますので、神経内科もその方針に則り診療を進めてまいります。和歌山県下での常勤の神経内科専門医がいる基幹病院の一つとして、診断や治療が困難な症例についても積極的に受け入れる方針です。

 平成29年度より常勤医4人・非常勤医5人の体制となりましたので、外来・入院ともに、より多くの患者さんを診療することが可能となりました。神経内科疾患に関しまして、救急疾患から慢性疾患まで、また罹患率の高い疾患であるcommon diseaseから稀な希少疾患まで幅広く対応いたしております。

 また、当センターは日本神経学会の准教育施設に認定されていますので、次世代の医療を担う人材育成も重要な使命です。診療に必要な医学的知識は日々増え続けていますので、勉強会や文献抄読会を定期的に開催して臨床に必要な考え方の習得や知識のアップデートに努めています。

 患者さんに、当センターを受診してよかったと思っていただけるよう、最善の治療を提供してまいります。

日本赤十字社和歌山医療センター
神経内科部 部長
山下博史

患者さんへ

 神経内科は文字通り、神経系の病気を内科的に治療する科です。その神経系には、脳~脊髄~末梢神経~筋肉と広範なシステムが含まれます。患者さんは、「急にふらつくようになった」とか、「まぶたが下がる」等の訴えで外来を受診されますので、その訴えから問診・診察や検査を経て、的確に診断し治療させていただきます。神経内科疾患の診断に際して、患者さんの症状の経過(どのような症状が、いつから、どのように出現し、経過はどうであるか等=病歴といいます。)を詳細にお聞きすることが重要です。物忘れや意識消失発作等で、自分の病歴を十分に説明しにくい患者さんは、極力家族同伴で受診いただいた方が、診断がスムーズにすすみます。

地域の先生方へ

 多岐にわたる神経内科疾患につきまして、地域の病院や診療所等の先生からの紹介は可能な限り診療させていただきますので、いつでも御紹介下さい。当院で診断・治療の後、引き続き通院が必要な方で、かつ病状の安定している患者さんにつきましては、必要に応じまして元のかかりつけの先生に逆紹介させていただきます。当センターと地域の医療機関の先生方とで密接な連携をとりながら患者さんの診療にあたることが、患者さんへ最善の医療を提供し、かつ診療に対する満足度を上げるために重要と思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


スタッフ紹介

医師

山下 博史 (やました ひろふみ)

役職 部長
卒業年 平成8年
専門分野 神経内科疾患全般、神経変性疾患、遺伝性疾患
資格 京都大学医学部臨床教授
日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医

松本 瑞樹 (まつもと みずき)

役職 医師
卒業年 平成23年
専門分野 神経内科疾患全般
資格 日本神経学会専門医
日本内科学会認定内科医
           

赤堀 元樹 (あかほり もとき)

役職 医師
卒業年 平成27年
専門分野 神経内科疾患全般
資格  

本庄 智香 (ほんじょう ちか)

役職 医師
卒業年 平成27年
専門分野 神経内科疾患全般
資格  

川村 眞弓 (かわむら まゆみ)

役職 嘱託
卒業年 昭和53年
専門分野 神経内科疾患全般
資格 医学博士
日本神経学会代議員
日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会認定医・指導医
日本認知症学会専門医・指導医
日本臨床神経生理学会脳波分野専門医
日本臨床神経生理学会筋電図・神経伝達分野専門医

神辺 大輔 (かんべ だいすけ)

役職 嘱託
卒業年 平成18年
専門分野 神経内科疾患全般
資格 日本神経学会専門医
日本内科学会総合内科専門医

坂本 光弘 (さかもと みつひろ)

役職 嘱託
卒業年 平成19年
専門分野 神経内科疾患全般
てんかん
資格 日本神経学会専門医
日本内科学会認定内科医

島 淳 (しま あつし)

役職 嘱託
卒業年 平成20年
専門分野 神経内科疾患全般
資格 日本神経学会専門医
日本脳卒中学会脳卒中専門医
日本内科学会認定内科医

伏屋 康寛 (ふせや やすひろ)

役職 嘱託
卒業年 平成22年
専門分野 神経内科疾患全般
資格 日本神経学会専門医
日本内科学会認定内科医

池田 彩 (いけだ あや)

役職 嘱託
卒業年 平成22年
専門分野 神経内科疾患全般
資格 日本神経学会専門医
日本内科学会認定内科医

疾患・治療

神経内科で扱う疾患は多岐にわたりますが、以下に代表的疾患を示します。
下記以外の疾患や希少疾患も、もちろん診療しています。

救急疾患(脳髄膜炎、脳梗塞等)
 神経内科医師は常時オンコール体制で、緊急対応いたします。

 脳梗塞は、超急性期にはt-PA投与や、血管内治療が必要になることもあり、当院神経救急・脳神経外科と協力しながら診療しています。
 脳炎・髄膜炎や痙攣発作も、致死的になることもあるため、的確な早期診断と一刻も早い治療が必要です。
神経変性疾患(パーキンソン病、ALS、アルツハイマー病等)
 パーキンソン病やALS、脊髄小脳変性症そして高齢化社会に伴い患者数が増加傾向にあるアルツハイマー病等の認知症が挙げられます。

 パーキンソン病ではL-DOPA等のドーパミン補充療法が奏功します。最近ではパーキンソン病に対して使用できる薬剤は多岐にわたっており、神経内科医による薬剤調整が必要な症例は増えてきています。またパーキンソン病でL-DOPAの効果は十分に認めるものの、効果を認める時間が短くなるウェアリングオフや、逆に過剰に体がくねくねと動くジスキネジアに困っている症例では、脳内に電極を埋め込んで治療する脳深部刺激療法や、胃瘻を作成して空腸に持続的にL-DOPA合剤を投与する治療法も選択肢に上がってきますので、その場合は和歌山県立医科大学附属病院と連携して診療にあたります。

 ALSは全国で1万人以上の方が罹患している比較的頻度の多い疾患です。呼吸障害が出現する進行期においては、患者の希望により非侵襲的人工呼吸や気管切開による人工呼吸を導入することもあり、その場合には急変時の対応も含め特に緊密な地域連携が必要となってきます。

 認知症の代表的なものは、アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症ですが、正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫等、外科的手術により症状が改善する疾患もあります。またアルツハイマー型認知症についても使用可能な薬剤は複数ありますので適切な治療のため、神経内科医の診察が望まれます。
神経免疫疾患(脳・脊髄、末梢神経、神経筋接合部)
 代表例として重症筋無力症、ギランバレー症候群等が挙げられます。重症例では呼吸障害から人工呼吸管理が必要になることもあります。多発性硬化症は、近年新薬が続々と発売され治療の選択肢が広がっていることから、より患者の病勢に即した治療が可能となっています。慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチーも比較的多い疾患で、病勢に応じて外来での定期的IVIG(免疫グロブリン大量点滴静注)治療も行います。
てんかん
 適切な投薬調整による発作のコントロールが重要です。投薬による治療抵抗性の難治性てんかんは、大学病院と連携して、てんかん焦点の外科的切除を行うこともあります。
感染症
 神経感染症の代表例である脳炎や髄膜炎は致死的になり得るため、早期に病原体を同定ないし推測して、適切な抗菌薬・抗ウイルス薬の投与が必要です。
筋疾患
 炎症性疾患から、筋ジストロフィー、先天性ミオパチー等多くの疾患が存在します。診断確定と適切な治療のため、筋生検を施行する場合があります。
遺伝性疾患
 主に神経変性疾患や筋疾患、てんかんの一部に認めます。診断の確定は遺伝子診断となります。遺伝性疾患を家族にもつ未発症者の発症前診断も可能ですが、その場合はカウンセリングが必要となるため、適切な医療機関への紹介も考慮いたします。