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外科・消化管外科・肝胆膵外科


当科について

ご案内

場所 本館2F
受付時間 新患:8時〜11時30分まで
再来:8時〜11時30分まで

ごあいさつ

  • 宇山志朗外科部長

  • 山下好人消化管外科部長

  • 安近健太郎肝胆膵外科部長


15~20年前には想像もできなかった変化が、消化器外科領域に訪れました。ほんの20数年前に胆石症の手術から始まった内視鏡手術(腹腔鏡手術、胸腔鏡手術)は、患者の負担が少なく、術後の回復が早いことから急速に普及し、現在では胃・大腸・食道・脾疾患にその適応を拡げ、開腹手術の牙城と思われた肝・膵疾患もすでにそのターゲットとなっています。当センターにおいては、がんに対する先進的な医療の提供を目的に平成28年9月より新たな専門医を迎えて消化管外科部が開設されました。現在では最先端の設備、技術を駆使して食道がん、胃がん、大腸がんのほとんどの症例を内視鏡手術(腹腔鏡手術、胸腔鏡手術)で行っており(腸閉塞や緊急症例などを除く)、平成29年3月には、手術支援ロボット ダヴィンチを用いた胃がん手術も導入しました。さらに、平成29年4月、肝胆膵領域の高度技能を備えた専門医を迎えて肝胆膵外科を新設しました。当センターの外科は大きく変貌を遂げ、名称も新たに外科・消化管外科・肝胆膵外科部として成長を続けています。

当センターは「高度な先進医療の提供」「救急・災害医療への対応」「地域の病院・診療所との連携」という3つの大きな役割を担っています。外科・消化管外科・肝胆膵外科部としては、がんに対する先進的な医療の提供とともに数多くの救急手術を行うことでも地域に貢献しています。平成28(2016)年度は293例の救急手術を含む1,534例の手術を外科・消化管外科・肝胆膵外科部で行っており、この手術数は関西でもトップクラスです。

患者さんへ

がんの根治をめざしながらも、痛みやからだへの負担が少なく術後回復の早い内視鏡手術(腹腔鏡手術、胸腔鏡手術)を積極的に行い、進行がんに対しても良好な成績を示しています。治療方針は各種がん治療ガイドラインに基づいて決定し、患者さんがご自身の病気や治療のことをしっかりと理解したうえで安心して治療を受けていただけるように努めています。消化器のがんでお悩みの患者さんは是非ともご相談ください。

地域の先生方へ

従来より当センターは救急全例応需の方針を掲げ、年間300例近い緊急手術を行っています。これからも引き続き地域の救急医療に貢献できるよう努めてまいりますが、それとともにがん診療連携の拠点病院としてさらにレベルアップを図っていきたいと思います。平成28年9月には消化管外科部が開設され、それ以降、がんに対する内視鏡手術症例数が飛躍的に増加しています。最先端治療である手術支援ロボット ダヴィンチを用いた胃がん手術も開始しました。ご紹介いただいた患者さんの治療経過は紹介元の先生方に逐次報告させていただき、退院後に病状が安定すれば逆紹介させていただいております。地域における『かかりつけ医』との機能分担による医療連携を目指しています。

取り扱っている疾患

食道疾患
食道がん、食道粘膜下腫瘍(ジスト)、逆流性食道炎、食道裂孔ヘルニア、食道アカラシア、特発性食道破裂
胃・十二指腸疾患
胃がん、胃粘膜下腫瘍(ジスト)、十二指腸がん、潰瘍穿孔
腸疾患
大腸がん、大腸憩室炎、虫垂炎、腸穿孔、腸閉塞、腸捻転、虚血性腸疾患、腸閉塞、クローン病、潰瘍性大腸炎、小腸腫瘍
肝胆膵疾患
肝臓がん、転移性肝腫瘍、胆管がん、胆嚢がん、膵がん、膵腫瘍、胆石症、胆嚢炎、総胆管結石症、肝内結石症、脾腫瘍、脾腫、特発性門脈圧亢進症
その他
鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、臍ヘルニア、内ヘルニア、尿膜管遺残症など

当科では消化管のがんに対する外科治療を専門的に行っていますが、進行がんに対しては手術だけでなく抗癌剤治療も積極的に行い、治療成績の向上に努めています。さらに食道がんでは放射線治療科と協力しながら放射線治療を含めた集学的治療を行っています。
また、内視鏡手術の技術を生かしてさまざまな良性疾患にも広く対応しています。

外科の沿革

明治38年(1905)4月 日本赤十字社和歌山支部病院として発足

昭和61 (1986)年12月 第二外科部開設

平成18 (2006) 年9月 第一・第二外科を統合して外科部と改称、小児外科が独立

平成21 (2009) 年4月 乳腺専門外来を開設

平成23(2011)年4月 乳腺外科が独立

平成28(2016)年9月 消化管外科部を開設

平成29(2017)年4月 肝胆膵外科部を開設

ニッセキ会

患者さん同士の交流や医師、看護師とのコミュニケーションを目的として、患者さんで設立した会です。当医療センターで治療を受けた人工肛門など造設者であれば、どなたでも無料で入会できます。
色々な情報を交換したり、療養に関するアドバイスを受けることができますので、お気軽にご参加ください。

日時:毎月1回最終木曜日 午後2時〜4時
場所:日赤医療センター西館1F 101会議室


スタッフ紹介

医師

宇山 志朗 (うやま しろう)

役職 外科部長
卒業年 昭和57年
専門分野 消化器一般外科
資格
医学博士
日本外科学会専門医
国際医療救援登録要員

山下 好人 (やました よしと)

山下(個人)のWebサイトはこちら

 

役職 消化管外科部長
卒業年 昭和63年
専門分野 上部消化管外科、内視鏡外科、ロボット手術
資格
医学博士
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本内視鏡外科学会技術評議員
日本外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会評議員
日本食道学会食道科認定医・食道外科専門医
日本食道学会食道科・食道外科評議員
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
消化器がん外科治療認定医
日本消化管学会胃腸科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本臨床外科学会評議員
近畿外科学会評議員
ロボット(da Vinci)手術認定医

安近 健太郎 (やすちか けんたろう)

役職 肝胆膵外科部長
卒業年 平成5年
専門分野 肝胆膵外科・肝移植
資格
医学博士
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
消化器がん外科治療認定医
日本肝胆膵外科学会評議員
日本肝胆膵外科学会高度技能専門医
近畿外科学会評議員

一宮 正人 (いちみや まさと)

役職 副部長
卒業年 昭和61年
専門分野 消化器一般外科、肝胆膵外科
資格
医学博士
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会認定医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
日本がん治療認定医機構認定医
日本プライマリケア連合学会指導医
日本プライマリケア連合学会認定医

伊東 大輔 (いとう だいすけ)

役職 副部長
卒業年 平成7年
専門分野 消化器一般外科、内視鏡外科
資格
医学博士
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医
消化器がん外科治療認定医

米永 吉邦 (よねなが よしくに)

役職 副部長
卒業年 平成8年
専門分野 消化器一般外科
資格
医学博士
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構認定医
消化器がん外科治療認定医

横山 智至 (よこやま さとし)

役職 副部長
卒業年 平成12年
専門分野 消化器一般外科、小児外科、肝移植(小児)
資格
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
日本移植学会移植認定医
日本がん治療認定医機構認定医
消化器がん外科治療認定医
日本プライマリケア連合学会指導医
日本プライマリケア連合学会認定医

細川 慎一 (ほそかわ しんいち)

役職 副部長
卒業年 平成14年
専門分野 消化器一般外科
資格
医学博士
日本外科学会専門医

宮本 匠 (みやもと たくみ)

役職 医師
卒業年 平成21年
専門分野 消化器一般外科
資格
日本外科学会専門医

益田 充 (ますだ みつる)

役職 医師
卒業年 平成22年
専門分野 消化器一般外科
資格
JATEC(外傷診療)/MCLS(災害)インストラクター
ATOM(外傷手術)/DSTC(同)
ALSO(産科救急)/災害BLSO(同)/ABLS(熱傷)プロバイダー
日本旅行医学会認定医
日本外科学会専門医
国際医療救援登録要員
日本Acute Care Surgery 学会会員
日本EMDR(PTSD)学会人道支援プログラム委員
NPO法人心のSOSサポートネット
和歌山災害メンタル医員

東出 靖弘 (ひがしで やすひろ)

役職 医師
卒業年 平成23年
専門分野 消化器一般外科
資格  

上野 剛平 (うえの こうへい)

役職 医師
卒業年 平成23年
専門分野 消化器一般外科
資格
 

野間 淳之 (のま あつし)

役職 医師
卒業年 平成24年
専門分野 消化器一般外科
資格  

榎木 佑弥 (えのき ゆうや)

役職 医師
卒業年 平成27年
専門分野  
資格  

萩原 健 (はぎわら たけし)

役職 嘱託
卒業年 平成20年
専門分野 消化器一般外科
資格 日本外科学会専門医

外科医をめざす先生へ

圧倒的な症例数と最先端の手術、最新の医療機器

現在、日本赤十字社和歌山医療センター外科・消化管外科では私たちと一緒に消化器外科医としての仕事をしてみたいという先生を広く募集しています。当科の年間手術数は平成28(2016)年度で1,534例と関西でも屈指の手術数を誇っています。この豊富な手術数をもとに若手の先生方は消化器の悪性腫瘍から、胆石症、ヘルニア、虫垂炎などの良性疾患、さらにはさまざまな緊急手術まで数多くの症例を経験することが可能です。一方、その道のエクスパートが最先端の内視鏡手術や高難度手術を行っていますので、症例に偏りがあり若手の先生方が執刀する機会の少ない大学病院や最先端のがん治療を学ぶことが難しい地域の病院とはこの点で大きく異なっています。当科では外科認定医・専門医、消化器外科専門医の取得に必要な経験が足りずに困るようなことはまずありません。さらに高度な技術が要求される内視鏡外科技術認定医の取得を目指して内視鏡手術のエクスパートが日々指導を行っています。

当センターの手術室は平成23年に竣工された本館の5階にあり、非常にきれいでゆとりのある手術室が22室もあって関西トップクラスです。設備としては外科専用の3D内視鏡システムを2台所有しており、フル稼働しています。その他、エネルギーデバイス、手術支援ロボットなどの最新医療機器も充実しています。

22室ある手術室

3D内視鏡システム


外科医としての臨床経験を積みたい、高度な技術を習得したいと考えておられる先生方は是非、ご連絡ください。病院見学も随時受け付けています。

連絡先

初期研修医の先生方はこちら:w-kensyu@kankyo.ne.jp

 

後期研修医の先生方はこちら:nisseki-w@kankyo.ne.jp

 

外科・消化管外科への直接連絡はこちら:山下 好人 yamashita_yoshito@yahoo.co.jp

 

若手スタッフの声ー後期研修を終えてー

 上野剛平先生 平成23年卒

 

私は大阪の市中病院での初期研修を終えてから当センターに外科修練医として就職しました。 当院を修練の場所として選んだ大きな理由は「偏りのない症例数の多さ」です。外傷を含めた救急症例を経験できるのに加えて、上部・下部消化管、肝胆膵に関しても腹腔鏡を含めた最先端の手術が経験できます。 自分自身で執刀する機会も多く、後期研修3年目には年間153症例を執刀させていただきました。その中には膵頭十二指腸切除術・肝切除術や胃・大腸の腹腔鏡下手術も含まれ、外傷手術に関しても外科専門医試験の際に必要な症例数を十分経験できました。症例数が多いので、学会発表に関しても演題に困ることはなく、主要な学会にもほとんど参加・発表させていただきました。今後のキャリアプランを考えるに当たって資格はすごく重要です。私自身も当センターの研修だけで外科専門医を取得することができました。


現在は内視鏡外科学会の技術認定医を取得するため、内視鏡手術のエクスパートの先生にご指導をいただきながら日々研鑽を積んでいるところです。
和歌山はすごく田舎かと思われる方もいらっしゃいますが、実際に田舎です。しかしながら当センターは和歌山市内にあって周囲に田んぼやみかん畑はありません。スーパーマーケットやショッピングモールも市内にはたくさんあって日常生活に不便はありません。ご想像通り自然には恵まれていますので週末は家族とともに楽しく過ごせています。また、関西国際空港まで40分、大阪なんばまで1時間、京都まで1時間30分ですので、学会出張や研究会などへのアクセスも想像されるよりも良いと思います。平日に大阪に出向くのは難しいかもしれませんが、私も土日はしばしば大阪に足を運んでいます。

上野先生の執刀数

後期研修年数 1年目 2年目 3年目
    術者 助手 術者 助手 術者 助手
食道がん切除術 総数 0 2 0 2 0 3
鏡視下 0 0 0 2 0 3
幽門側切除術 総数 1 11 3 10 5 16
鏡視下 0 2 0 4 0 15
胃全摘術 総数 0 11 3 10 3 2
鏡視下 0 0 0 2 0 0
結腸切除術 総数 1 12 6 3 21 33
鏡視下 0 1 3 0 16 30
直腸前方切除術 総数 0 2 3 13 5 3
鏡視下 0 2 3 13 5 3
直腸切断術 総数 0 3 1 6 1 15
鏡視下 0 0 0 1 0 2
肝切除術「葉切除以上」 総数 0 0     0 0
鏡視下 0 0 0 0 0 0
肝切除術「区域・亜区域」 総数 0 8 0 16 4 4
鏡視下 0 0 0 0 0 0
肝切除術「上記以外」 総数 0 3 1 6 0 0
鏡視下 0 0 0 2 0 0
膵頭十二指腸切除術
「胃がん手術に伴うものは除く」
総数 0 7 0 3 5 6
鏡視下 0 0 0 0 0 0
膵体尾部切除術 総数 0 4 1 3 0 0
鏡視下 0 0 0 0 0 0
膵切除術「その他」 総数 0 0 0 0 0 0
鏡視下 0 0 0 0 0 0
乳がん手術 総数 0 0 0 0 0 10
鏡視下 0 0 0 0 0 0
胆嚢摘出術 総数 23 66 52 58 45 20
鏡視下 21 31 49 19 31 15
脾摘術 総数 0 0 2 6 0 1
鏡視下 0 0 0 0 0 0
虫垂切除術 総数 6 20 24 6 29 11
鏡視下 5 1 24 4 29 11
ヘルニア手術「小児以外」 総数 12 8 26 9 28 14
鏡視下 0 0 0 0 1 3
良性肛門疾患に関する手術 総数 1 7 0 2 7 0
鏡視下 0 0 0 0 0 0
症例数合計 総数 44 164 122 153 153 138
鏡視下 26 37 79 47 82 82
 


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